デッサンについての本であると同時に、生きることについての本
ベティ・エドワーズ著の「脳の右側で描け」は、絵を描く技術を向上させるために、右脳と左脳の違いに着目した革新的なアプローチを提案する本です。この本は、左脳と右脳の特徴を理解し、絵を描くプロセスに応用することで、創造力と描画スキルを向上させる方法を示しています。
左脳と右脳の特徴
左脳は論理的、分析的、言語的な機能を担い、右脳は直感的、創造的、視覚的な機能を持つとされています。エドワーズは、この右脳の特性を活用して絵を描くことで、左脳による干渉を減らし、より創造的で自由な表現を可能にすると述べています。
右脳を活性化する練習方法
この本には、右脳を活性化するための具体的な練習方法がいくつか紹介されています。その中でも、逆さまにした絵を模写する方法や、細部を見ずに全体を捉える練習など、左脳の干渉を減らすためのテクニックが含まれています。これらの練習を通じて、読者は絵を描くスキルを高めるだけでなく、創造的な思考を育むことができます。
絵を描くことで得られる効果
「脳の右側で描け」は、絵を描くことで得られる様々な効果についても触れています。描画スキルの向上だけでなく、ストレスの軽減やリラクゼーション、自己表現の手段としても絵を描くことの重要性を強調しています。さらに、絵を描くことで、物事を視覚的に捉える能力や、問題解決の新しいアプローチを見つける力が向上するとされています。
まとめ
ベティ・エドワーズの「脳の右側で描け」は、絵を描くスキルを向上させたい人や、創造的な思考を育てたい人にとって、非常に有用な本です。右脳を活性化するための具体的な練習方法や、絵を描くことで得られる様々な効果を通じて、新たな視点を提供しています。
感情アートワークで
右脳で絵を描くことで、時間を忘れたゾーン状態(瞑想状態)にもなります。今度感情アートワークの中で右脳活性化プログラムとして、このやり方を用いてワークを行います。楽しみにして下さいね。
絵が上達することが目的でないので、絵が苦手の人でも大丈夫です。